編集後記

 「AIR」「CLANNAD」など、担当された曲がどれも名曲ぞろいで、戸越まごめさんに、お訊ねする曲を絞ることができませんでした。ほぼ全曲を訊いてしまうという暴挙に出てしまいました(汗)。しかしながら、どれも良い曲なのです。

 「てんとう虫」といえば、巷でYMOっぽいとはいわれていたのですが、「Behind the mask」を聴いてみると、確かに、言われてみればそうだなと思いました。 

 「AIR」の人気は凄かったですね。名作「Kanon」の後ということで、期待も大きく、凄まじい売り上げでした。音楽は特に印象的でした。

 2012年10月(川上竜之介)

 

 Na-Gaさんにインタビューさせていただいた時はまだ、「CLANNAD」のグラフィック担当をされていた頃で、「リトルバスターズ!」も「Angel Beats!」も世に出ていませんでした。ですので、後に、ゲーム原画やアニメのキャラクターデザインを担当されて良い意味で驚いたものです。

 とにかく、グラフィックが温かかくて、綺麗で個性的でした。

 インタビューの印象は、真面目で優しくて、ユーモアのある方でした。きらいじゃないですって、「Kanon」ですよね(笑)

 2012年8月(川上竜之介)

 

 「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」は、私の中では、SF小説でいうところの「夏への扉」「果しなき流れの果に」の位置です。つまり、ベストです。

 インタビューを試みるにあたって、まだ梅本さんが20代後半ということは知らず、30代後半から40代ではないかと思っていました。つまり、「YU-NO」は20代で制作されていたのですね。凄いなと思いました。

 梅本さんとは喫茶店でお会いしたのですが、プログラムや音楽理論の知識が豊富で、SFやミステリが好きで、会話は論理的であり、ユニークな一面もあって、「EVE burst error」の小次郎を真面目にした感じの方という印象でした。

 当日は雨が降っており、傘の中に入れてくれました。親切な方でした。

 個人的には、永遠のお兄さんという感じのままで、ずっとそれは変わりません。

 2012年8月(川上竜之介)

 

 「聖地巡礼」という言葉が出てくる以前から、「究極超人あ~る」の舞台巡りに行かれていたということが驚きです。

 関係ないですが、法田恵さんが「究極超人あ~る」にアシスタントで参加されていたということで、不思議なご縁を感じました。

 今でこそ聖地巡礼が一般的に認知されてきていますが、2004年に本のご依頼があったということは先見的だったのではないかと思います。

 2012年8月(川上竜之介)

 

 「イナカナかれっじ」は、ちょうど一部の私立大学が全入時代と呼ばれた頃の作品で、社会問題としても現代とマッチングしていました。一芸入試もそうですね。
 登場するキャラクターが可愛くて、田舎ってこんなものなのか、と思ってしまうほどおおらかであたたかい雰囲気です。
 「イナカナかれっじ」の5巻で、「そういえば城址公園て近くだっけ」「街の良さって…興味がないと気づかないものなんだよな」「この街って古い城址や街道の古い建物が残ってたり…小さな私鉄があったりして趣があると思わん?」「いわれてみればそうかな」「地元の人って意外と価値に気づかないよね」と、いう場面とセリフがあり、納得したものです。

 2012年8月(川上竜之介)

 

 「ONE~輝く季節へ」は、プレイした時に、ゲームで初めて泣いた作品です。障害者の少女が多数出てくるなど、実験的な作品でした(とても研究されており、障害について考えさせられました)。シナリオはさることながら、イベント絵は映画やドラマや少女漫画のような構図でとても印象的でしたし、音楽も感動的でした。関わったクリエイターたちの才能は、後のkeyというブランドで開花したようです。
 ディレクター兼音楽担当のYET11さんは、とても論理的な考えをされる方で、気さくで、ゲームミュージックやプログラムに詳しく、話が面白い方です。
 それにしても、このゲームが出てから14年も経ったのか……という思いです。
 さすがに、古さは感じますが、リメイクが必要無いぐらいの出来だと思います。

 2012年8月(川上竜之介)

カウンター
プロフィール(©大石まさる )
プロフィール(©大石まさる )

川上竜之介。

専門は、まちづくり。

新旧メジャーマイナー問わず、好きなアニメや漫画の町のデザインについて考察しています。

 

アニメや漫画のデザインについて語る

 

第一回目

けいおん!

第二回目

ONE~輝く季節へ~

第三回目

海がきこえる

第四回目

日常

 

 

企画記事

 

第1回目

YET11さん

第2回目

法田恵さん

第3回目

柿崎俊道さん

番外編

梅本竜さん

番外編

Na-Gaさん

第4回

戸越まごめさん

番外編

剣乃ゆきひろさん